かたつむりとナメクジ
雨上がりのむっとする、初夏、
子供の頃、アジサイをみると
まだ雫のタマをつけた葉に奴らをよく見かけた。
でも、もう・・・いつものあの道でも、
アジサイが植えられているところで探してみるけど、なかなかみつからないんだ。
子供の頃の印象は、言ってみれば、
「かたつむり」は天使で
「ナメクジ」は悪魔であった。
調べてはいないけど多分両者は、親戚なんだ。
どっちが悪いとかそんなのないんだよ。
殻があるかないかでほとんど変わらない気がする。
それでも熱心に塩を持ってきては、一方へ振りかけていた。
無邪気は、時に残酷で痛烈だったりする。
イメージは格段に違う、今でもふと思い出すあの感じ
子供の頃持っていたあの感覚。
でも、思い出そうとすると、同時に湧き上がってくる、
少しずつ少しずつ失っていく寂しさと虚しさ
それだけ、他のものを得てしまったのだろうか?
これが大人ならすこし寂しい。
まだ感じれる、まだ、あの日の僕はここにいる。
そう思えたから、すこしうれしい。
雨の日、あじさい、かたつむりと、なめくじと、僕。